「申梅(さるうめ)」といわれるほど、申年の梅は縁起が良いく、
もしくは健康に良いといわれています。
梅が健康に良いというのはなんとなく分かりますよね。
今回は36年前か48年前の「申梅(さるうめ)」も頂戴しました。
こちらは水分が抜けてカラカラの状態です。
ほんの少しかじってみましたが、
塩の塊のような感じでした。
お客様いわく、ほぼ生薬との事。
疲れた時に昆布茶に入れて飲もうと思っています。
(1968年もしくは1980年の梅)
「申年にとれた梅は、縁起が良い」といわれる理由は、
平安時代にまでさかのぼります。
悪疫が流行したある申年の年に、当時の天皇だった村上天皇が、
梅干しと福茶で病を治したという言い伝えが残っているからだそうです。
その時の福茶は昆布茶だったといわれています。
ここから、申年の梅(申梅)いは薬効があると言われ広まったのだとか.
江戸時代の申年の年に病が流行したときも、
梅干しを食べていた人たちは無事だったという言い伝えもあります。
この時も申梅(さるうめ)の言い伝えが残っていた紀州藩だけは、
梅干のおかげで死者をほとんど出さなかったことなどが知られています。
そして、偶然にも飢饉の年が申年だったことも
現代まで「申梅(さるうめ)」のお話が残っている理由のようです。
さまざまな説がありますが、
そもそも、「申」を「去る」とひっかけて「悪いものが去る年」という意味でも、
縁起が良い理由になっているようです。
こちらは手作り『マカロン』
こちらも「申梅」と一緒に戴きました。